「金剛戦士Ⅱ」西方浄土

「二年前の無機物生命体との戦闘が行なわれた時のように、世界中の市民のみなさまの協力を期待しております」

「そして無機物生命体が消え去った後、またお会いしましょう」

と締めくくり、会見発表を終えた。

数人の記者が、質問をしようとしたのだが、作戦開始の時間が迫っており、質問は受け付けずに、発表した内容がすべてであると告げて、中継は終了した。

中継が終了し、テレビに映っている放送局のキャスターと解説者が中継内容の解説を始めた。

由紀たちは、僅かながらも不安感が取り除かれたとはいえ、中継では宇宙戦闘機の事については触れなかったのが気掛かりであった。

いったい勇太は、どういう理由で呼ばれて、何の目的で向かい、どうしようとしているのか、わからなかった。

一番知りたかった、その部分が伝えられず、理絵は気にしていた。

中継があった間に、激しい雨と風が通り過ぎていったのだが、誰も気が付かず、今は、雨は止み、風の音だけが聞こえている。




午前七時、ニューヨークの作戦本部

李が現在の状況を確認している。