時折、強い雨が通り過ぎてゆき、風も強く吹いていた。
窓から外を見ていた理絵が
「こんなに風が吹いているのに、どうして雲が吹き飛んでくれないの」
とポツリと言った。
雲が飛び、晴れ間が出てくれれば、少しは気持ちも晴れるかも知れないのに・・・
数十分、窓から外を見ていたであろうか。
お婆ちゃんたちが、由紀と理絵の居る部屋に来て、紀恵お婆ちゃんが
「さっきね、加奈ちゃんから電話が掛かってきて、今日は久万町の宿に泊まっているんだって。宿の電話を借りて、私たちの事を心配して掛けてきてくれたのよ。良かったわ無事で・・・」
と言い、そして
「由紀さんたちにも、よろしく伝えといて下さいと言っていたの。ただ勇太さんが緊急に呼び出されて行ってしまったのを話すと、とても心配していたわ」
「ごめんね、理絵ちゃん。言わなかった方がよかったかしら」
と言うので、理絵は首を横に振り
「大丈夫、勇太は帰ったら京都へ行こうって言っていたから、すぐに帰って来ます。きっと帰って来ます」
と少し微笑みを、つくりながら言い
「それより、加奈ちゃんが無事で良かった」
と喜びを表した。
しかし内面は必死の思いで勇太の無事を祈っていたのだった。
窓から外を見ていた理絵が
「こんなに風が吹いているのに、どうして雲が吹き飛んでくれないの」
とポツリと言った。
雲が飛び、晴れ間が出てくれれば、少しは気持ちも晴れるかも知れないのに・・・
数十分、窓から外を見ていたであろうか。
お婆ちゃんたちが、由紀と理絵の居る部屋に来て、紀恵お婆ちゃんが
「さっきね、加奈ちゃんから電話が掛かってきて、今日は久万町の宿に泊まっているんだって。宿の電話を借りて、私たちの事を心配して掛けてきてくれたのよ。良かったわ無事で・・・」
と言い、そして
「由紀さんたちにも、よろしく伝えといて下さいと言っていたの。ただ勇太さんが緊急に呼び出されて行ってしまったのを話すと、とても心配していたわ」
「ごめんね、理絵ちゃん。言わなかった方がよかったかしら」
と言うので、理絵は首を横に振り
「大丈夫、勇太は帰ったら京都へ行こうって言っていたから、すぐに帰って来ます。きっと帰って来ます」
と少し微笑みを、つくりながら言い
「それより、加奈ちゃんが無事で良かった」
と喜びを表した。
しかし内面は必死の思いで勇太の無事を祈っていたのだった。

