「金剛戦士Ⅱ」西方浄土

以上の事柄が決定されると、すぐさま戦闘開始時間と攻撃開始予定時間が各部隊へ伝達された。

そして相手の無機物生命体は、まだ成長段階で力が充分備わっていないとしても、攻撃部隊は、それなりの被害を受けるであろうと覚悟をしておく必要があり、戦闘機が墜落した場合にパイロットを救難するべく準備をしておかねばならない。

そこで日本とアメリカに救難飛行艇を用意してもらい、戦闘終了後、ただちに救難活動が行なえるように、戦闘現場近くで待機をしておいてくれるように、日本とアメリカ政府に連絡をした。

日本とアメリカからは、すぐに了解の返答があり、両国とも明日の正午には戦闘現場近くで待機できるように、救難飛行艇を発進させると連絡があり、それに加えて日本からは、現在、現場近くの海域から退避中の、試験航海中の電子ビーム砲搭載艦を、救難用に留まらすと伝えてきた。

現場海域は太平洋の真っ只中であり、到着するのに時間がかかる救難艦を出航させていたのでは、間に合わず、パイロットを救うには飛行艇しか考えられない状況の中で、飛行艇だけでは、波浪が高い場合などの救難活動が難しく、兵器の儀装が成されていないとはいえ、速力の出る電子ビーム砲搭載艦を救難艦として待機しておいてもらえるのは、ありがたかった。

救難艦として、戦闘予定海域の近くで待機するように命令を受けた吉里は、少しでも役に立てることができて、少しは気分が落ち着いたであろう。

李は、戦闘開始時間が明日の午前七時三十分に決定したので、会見発表を時間は朝早いが午前六時より行なう事にして、報道機関へ伝達しておくように補佐官に指示をした。