「金剛戦士Ⅱ」西方浄土

宇宙戦闘機は勇太らの操る日本機は、まもなく発進すると連絡があり、ヨーロッパの二機とアメリカの二機、合わせて四機も一時間後には発進を行なう予定であり、五機の宇宙戦闘機が集結予定地点の地球から十八万キロ、月から二十万キロの位置に到着して、集結が完了するまでには今から十四時間は必要であろうと告げられた。

問題は、作戦開始時間を、いつにするかであるが、態勢が整うのが最も遅くなる宇宙戦闘機のことを考えると、攻撃開始時間は早くても十四、五時間後になる。

攻撃は無機物生命体が、時間が経って成長すればするほど難しい戦いとなるし、損害も拡大するであろう。したがって攻撃開始時間は、早ければ早いほどよいのだ。

そこで攻撃開始時間は、宇宙戦闘機の集結が完了して、まもなくの十五時間後、ニューヨーク時間の明日の午後十二時三十分と決定し、作戦開始時間は、無機物生命体の浮遊している海域まで到着するのに、最も時間の掛かるアリューシャン列島の戦闘機部隊が空中給油をしながら現地に到着するのに、四時間以上必要とするので、攻撃開始五時間前の午前七時三十分と決められた。

戦闘機部隊は、戦場まで最も時間の掛かるアリューシャン列島の部隊が午前七時三十分に発進を開始し、その一時間三十分後の午前九時にミッドウェイ島の部隊、続いてその三十分後の午前九時三十分にサイパン島の部隊、そして最後に硫黄島からサイパン島の部隊から遅れること一時間後の午前十時三十分に、それぞれ発進することに決定した。

アリューシャン列島から発進した部隊は北から、ミッドウェイ島の部隊は東から、サイパン島の部隊は南から、硫黄島の部隊は西から、午後十二時三十分を期して同時に総攻撃を開始するのである。