「金剛戦士Ⅱ」西方浄土

「先ほど、大統領から、万全の態勢を整えバックアップするので、何か要望があれば、いつでも伝えてくださいと、事務総長に伝言しておくようにとの連絡があり、ちょうど、ただいま、そのことを事務総長に、お伝えしようと向かっていたところでした」
と言われて、李は

「そうですか。ありがとうございます。大統領に了解しましたと伝えておいて下さい」
と言い、作戦本部に向かった。

ジェラルディーン・アメリカ大統領や日本の笹田副首相とは、もともと親しい間柄であり親友のような関係であった。

その上、前回、無機物生命体との戦闘が繰り広げられた時も苦闘した仲間であった。李は、二人には、どこか戦友に似た気持ちがあり、心強く感じたのだった

午後九時、作戦会議が始まった。

最初に現在の状況が報告され、戦闘機部隊の集結は順調に進んでおり、五時間後には集結が完了する見込みである。集結完了後、戦闘機や空中給油機の給油が完了すれば、いつでも作戦が開始できるとあった。

李が給油には、どのくらいの時間が必要か訊ねると、全機の給油を終えるには、集結地によって掛かる時間が多少変わるが、最も時間のかかるアリューシャン列島に集結する部隊でも、終結後、およそ数時間で完了するだろうと返答があった。

次に電子ビーム砲搭載衛星は、いつ頃、無機物生命体の上空に全機が到着するのか問うと、四機すべてが上空の所定の位置に待機姿勢が整うのは七、八時間後になるという答えであった。

そして宇宙戦闘機の、現在の状況を報告してもらう。