その時、スティーブが自分だけの勝手な妄想かも知れないが、と前置きして
「北海に落下した隕石と思われている物体が、無機物生命体であったという可能性は無いのでしょうか。以前、私たちが戦闘を繰り広げた無機物生命体の仲間であったが、小型であった為に宇宙で遅れたか、はぐれた後、半年後に地球に到達したとか、あるいは無機物生命体が飛来の途中で分裂した物が遅れて到達したという可能性は考えられないのでしょうか」
と問いかけた。
「そうだな・・・何度か隕石の探査が行なわれたにもかかわらず、隕石は発見されていない。隕石が捉えられているビデオ映像からは、相当な大きさの隕石だと思われていたので、すぐにでも発見できると思われていたのに、見つからなかった」
「そのうえ、衝撃波や海面の潮位の変化も起きていないし、その原因が分からなかった」
と思い出しながら小声で言っている。
そこへ通信本部の連絡員が入って来て
「上空から物体を確認していた日本の航空機が、写真を電送してきていたのですが、低空で物体を観測しようとしたところ、突然に消息が途絶えました」
と科学者に伝えに来た。
連絡員は科学者の耳元で、小声で話したのであるが、二人だけしか居ず、静かな部屋の中であり、スティーブにも連絡員が話す言葉が聞こえて、連絡員が去った後
「どうしたのですか。また何か遭難したのですか。物体の上空だとか言っていましたが、どこの、どのような物体なのですか」
「北海に落下した隕石と思われている物体が、無機物生命体であったという可能性は無いのでしょうか。以前、私たちが戦闘を繰り広げた無機物生命体の仲間であったが、小型であった為に宇宙で遅れたか、はぐれた後、半年後に地球に到達したとか、あるいは無機物生命体が飛来の途中で分裂した物が遅れて到達したという可能性は考えられないのでしょうか」
と問いかけた。
「そうだな・・・何度か隕石の探査が行なわれたにもかかわらず、隕石は発見されていない。隕石が捉えられているビデオ映像からは、相当な大きさの隕石だと思われていたので、すぐにでも発見できると思われていたのに、見つからなかった」
「そのうえ、衝撃波や海面の潮位の変化も起きていないし、その原因が分からなかった」
と思い出しながら小声で言っている。
そこへ通信本部の連絡員が入って来て
「上空から物体を確認していた日本の航空機が、写真を電送してきていたのですが、低空で物体を観測しようとしたところ、突然に消息が途絶えました」
と科学者に伝えに来た。
連絡員は科学者の耳元で、小声で話したのであるが、二人だけしか居ず、静かな部屋の中であり、スティーブにも連絡員が話す言葉が聞こえて、連絡員が去った後
「どうしたのですか。また何か遭難したのですか。物体の上空だとか言っていましたが、どこの、どのような物体なのですか」

