まもなく西に沈む太陽が、六人を照らしていた・・・
午前九時半、連合本部
李が通信本部で科学者たちから彗星の追跡調査の結果報告を聞いている。
「彗星の軌道は、地球から約五十万キロメートル離れている位置を通過すると判明し、現在は、その軌道上を徐々に速度を増しながら太陽の方向に向かって進んでおり、我々の計算によりますと、二十六日後には地球に再接近するものと思われます。この彗星の核の大きさは直径が一キロメートル以下だと推定されております」
科学者からの説明を受けた李は
「以前の無機物生命体が、地球に接近してくる時ほどではないにしても、地球から五十万キロの位置を通過するというのは、かなり近いな・・・注意を要すると思うが、その点については、どう考えているのか」
と質問すると
「確かに地球から五十万キロの位置というのは、広い宇宙のスケールから考えてみますと、相当近くて、ニアミスだと言えます。したがいまして我々も今後とも注意深く観測を続けてまいりますが、これまでの観測結果からは、無機物生命体である可能性は、引き続きゼロに近いと考えております・・・と言いますか現在の状況ではゼロであると言えます」
李は、しばらく考えていたが
「以前の無機物生命体が接近して来た時には、時間が経過すればするほど軌道が地球よりに変化してきたが、今後この彗星の軌道が地球よりに変化した場合には、どう判断すればよいと考えているのか」
と問うた。
午前九時半、連合本部
李が通信本部で科学者たちから彗星の追跡調査の結果報告を聞いている。
「彗星の軌道は、地球から約五十万キロメートル離れている位置を通過すると判明し、現在は、その軌道上を徐々に速度を増しながら太陽の方向に向かって進んでおり、我々の計算によりますと、二十六日後には地球に再接近するものと思われます。この彗星の核の大きさは直径が一キロメートル以下だと推定されております」
科学者からの説明を受けた李は
「以前の無機物生命体が、地球に接近してくる時ほどではないにしても、地球から五十万キロの位置を通過するというのは、かなり近いな・・・注意を要すると思うが、その点については、どう考えているのか」
と質問すると
「確かに地球から五十万キロの位置というのは、広い宇宙のスケールから考えてみますと、相当近くて、ニアミスだと言えます。したがいまして我々も今後とも注意深く観測を続けてまいりますが、これまでの観測結果からは、無機物生命体である可能性は、引き続きゼロに近いと考えております・・・と言いますか現在の状況ではゼロであると言えます」
李は、しばらく考えていたが
「以前の無機物生命体が接近して来た時には、時間が経過すればするほど軌道が地球よりに変化してきたが、今後この彗星の軌道が地球よりに変化した場合には、どう判断すればよいと考えているのか」
と問うた。

