息を呑んで一歩一歩踏み出す。

隣には、愛おしい人。


手を繋いで、一緒に歩く―



「俺の婚約者の水嶋レイカ18歳、最愛の人です」



マヤくんに紹介されて、お辞儀をする。

すると―




パチパチパチ...



会場からは拍手が生まれた。

私を認めてくれた。


トップアイドル、TRIPLE×KISS。

そのリーダーのマヤくんの婚約者として…



「ありがとうございますっ!!」


私はもう一度頭を下げた。