【捜索ー5】


待つことしか
できない田崎は、
うずうずして仕方が
なかった。







昔から田崎は
行動するのが得意だが、
待つことは苦手であった






かと言って、
白井は川上を探す気何て
なさそうだし、

田崎一人で外へ出て、

白井と離れる
わけにはいかなかった。







「ついでに
他の人のことも
教えていただけない
でしょうか?」







田崎がそう言うと

大久保は肯きながら
答えた。







「分かりました。

ではまず小川さんから
話しましょう。

見ての通り
乱暴そうですが、
根は純真です。

さっきも言ったように
プライドが高くて
嫉妬深いってところです」







「確かに見ていれば
ワシでも分かる性格だ」






「しかし小川さんは
川上さんを
本当に大事にして
いますから、

川上さんが浮気をしたら
怒ってしまうのも
無理はないと思います」






「そうかね……」







「でも、
白井さんに怒るのは
間違っていますよね。

小川さんも
恋とか慣れていないのか
本人に直接言えなくて、

つい怒りの矛先を
白井さんに向けて
しまったのだと
思います」






実は川上は、
遊び的な感覚で
小川と付き合って
いたのだ。






これは、
女性に慣れていない
小川の性格を見抜いての
ことであった。






そのため、
小川は何かあっても
川上には何も言えず、
尻にひかれた感じである