【推理の末にー11】
小川にはその時、
完全ではないが
雪男の正体が
分かっていた。
川上の心臓を
綺麗に撃ち抜かれて
いることを聞いて、
殺人犯の正体は
猟師ということだけ
気付いたのだ。
猟銃は拳銃などとは違い
撃つ瞬間の
反動が独特なので、
猟銃を扱っている
猟師などでないと、
心臓を打ち抜くのは
不可能であるからである
そのことに気付かれた
大久保は、
小川に自分の犯行が
勘付かれる前に
殺害をしたのだ。
大久保が
薄気味悪い笑みで
話し始めた。
「フフ、
窓の前に立たせるのは
簡単でしたよ。
「雪男から
助かる方法があるから
窓から
私を見ていてください」
って言ったら
すんなりでしたよ」
まるで人形のようだと
大久保は内心
クスクスと笑っていた。
「そうやって
川上さんも殺したの
ですな。
雪男を餌に
ワシらを騙すなんて…」
「そうですよ、
あれはトリックも何も
ありませんよ。
ただ小屋に行って
あの女から銃を借りると
それで撃っただけ
ですから」
実に楽であった。
銃を向けるまでは、
川上は大人しくして
いたからである。
なので、
大久保に
争った跡もないのも
肯ける。
そこで、
田崎は大久保に言った。
「お前は知らなかった。
ノックをしなければ
川上さんは
横から銃を撃つ事を…」
小川にはその時、
完全ではないが
雪男の正体が
分かっていた。
川上の心臓を
綺麗に撃ち抜かれて
いることを聞いて、
殺人犯の正体は
猟師ということだけ
気付いたのだ。
猟銃は拳銃などとは違い
撃つ瞬間の
反動が独特なので、
猟銃を扱っている
猟師などでないと、
心臓を打ち抜くのは
不可能であるからである
そのことに気付かれた
大久保は、
小川に自分の犯行が
勘付かれる前に
殺害をしたのだ。
大久保が
薄気味悪い笑みで
話し始めた。
「フフ、
窓の前に立たせるのは
簡単でしたよ。
「雪男から
助かる方法があるから
窓から
私を見ていてください」
って言ったら
すんなりでしたよ」
まるで人形のようだと
大久保は内心
クスクスと笑っていた。
「そうやって
川上さんも殺したの
ですな。
雪男を餌に
ワシらを騙すなんて…」
「そうですよ、
あれはトリックも何も
ありませんよ。
ただ小屋に行って
あの女から銃を借りると
それで撃っただけ
ですから」
実に楽であった。
銃を向けるまでは、
川上は大人しくして
いたからである。
なので、
大久保に
争った跡もないのも
肯ける。
そこで、
田崎は大久保に言った。
「お前は知らなかった。
ノックをしなければ
川上さんは
横から銃を撃つ事を…」



