【推理の末にー9】
「白井よ…
…何故分からんのかね?」
と田崎は
横目で白井に話した。
「え?
分からねえよ…
雪男が
小川を撃ったんじゃ
ないのかよ?
なら、一体どうやって…」
「忘れたのか?
大久保は
雪男が窓淵に立って
撃ったと言っていたが、
銃声は一切
我々に
聞こえてこなかった
ではないか」
「あ……」
田崎は
大久保の方を見直した。
「つまり、
小川さんの胸に
銃痕があるにも関わらず
銃声はしなかったのだよ。
お前は
二階の部屋ではなく、
違う場所から小川さんを
撃ち抜いたんだ!」
「……」
大久保は黙って
田崎の話を聞いていた。
一体
どこから小川を撃ったと
言うのだろうか?
田崎の推理は続いた。
「うまく小川さんを
窓の前に立たせて
外から撃った。
しかし、
そうなると
ただこの家の裏から
撃ったのでは
ワシらに
銃声を聞かれる
危険性がある…
そこでお前は
この外の窓から離れて、
二階の小川さんを
見事撃ち抜いたと
いう事ですな」
「お、おい…
いくら何でも
この吹雪の中じゃ
無理じゃないか?
それにアイツは
メンバーの中で
一番腕がないって…」
大久保は
腕がいいわけでも
ないのに、
そんな遠い距離で
小川を射抜くのは
不可能だと白井は思った
田崎は白井に説明をした
「ヘタな人間は
うまいフリもできない…
…しかし、
腕のある人間が
ヘタなフリをすることは
可能である。
つまり…
大久保はメンバーにも
ヘタなフリをして
ずっと
騙していたわけだよ」
そうであった。
この電気も点いていない
暗い部屋で、
田崎より早く
拳銃だけを当てたと
いうのが、
何よりの証拠である
「白井よ…
…何故分からんのかね?」
と田崎は
横目で白井に話した。
「え?
分からねえよ…
雪男が
小川を撃ったんじゃ
ないのかよ?
なら、一体どうやって…」
「忘れたのか?
大久保は
雪男が窓淵に立って
撃ったと言っていたが、
銃声は一切
我々に
聞こえてこなかった
ではないか」
「あ……」
田崎は
大久保の方を見直した。
「つまり、
小川さんの胸に
銃痕があるにも関わらず
銃声はしなかったのだよ。
お前は
二階の部屋ではなく、
違う場所から小川さんを
撃ち抜いたんだ!」
「……」
大久保は黙って
田崎の話を聞いていた。
一体
どこから小川を撃ったと
言うのだろうか?
田崎の推理は続いた。
「うまく小川さんを
窓の前に立たせて
外から撃った。
しかし、
そうなると
ただこの家の裏から
撃ったのでは
ワシらに
銃声を聞かれる
危険性がある…
そこでお前は
この外の窓から離れて、
二階の小川さんを
見事撃ち抜いたと
いう事ですな」
「お、おい…
いくら何でも
この吹雪の中じゃ
無理じゃないか?
それにアイツは
メンバーの中で
一番腕がないって…」
大久保は
腕がいいわけでも
ないのに、
そんな遠い距離で
小川を射抜くのは
不可能だと白井は思った
田崎は白井に説明をした
「ヘタな人間は
うまいフリもできない…
…しかし、
腕のある人間が
ヘタなフリをすることは
可能である。
つまり…
大久保はメンバーにも
ヘタなフリをして
ずっと
騙していたわけだよ」
そうであった。
この電気も点いていない
暗い部屋で、
田崎より早く
拳銃だけを当てたと
いうのが、
何よりの証拠である



