【推理の末にー8】


「…今
見てきたんじゃよ……

二階の窓淵をな!」





「窓淵?

そんなので
私の犯行が分かったと
言うのですか?」





そう言う大久保だが、
本当に田崎は
それだけで
分かっていたのである。





「小川さんの居た窓淵に
ホコリが
溜まっていました。

そのホコリに
跡がなかったのですよ…

雪男がいたであろう
足跡がね!!」






「ほう…

…よく気付きましたね」





「それは前に、
あの隣の部屋で
白井が窓淵に座って
いたのが
ヒントになったよ…」





白井は
急に出された自分の話に
「え?」っといった
感じである。





確かに白井は二回共
同じ部屋の窓に
座っていたが、

それが
どうだと
言うのだろうか?





「それと
何の関係があるのです?」





「白井のケツには
ホコリがびっしり
こびり付いていたよ。

当然窓淵にも
クッキリとケツの跡が
ついていた!」





以前白井は
尻に付いていたホコリを
川上に払われた事があった。





「それに、
雪男は防弾チョッキを
着ていたとお前は言うが

暗いはずの部屋で
黒い防弾服が
見えるはずがあるまい!」





「なる程…

それで雪男が
あの窓淵に立っていた
ってことが、
嘘だと分かったのですね」





「それだけではないぞ。
お前の殺害方法も
分かっておる!」





田崎がそう言うと、
大久保の眉が
ピクリと動いた。





「話してみてくださいよ
刑事さん…」





「そうだぜ、
刑事さんよ。

アイツは
どうやって小川を
殺害したんだよ?」





白井も
分かっていないので
推理を聞きたかった。





それは白井自身、
大久保に殺人は
不可能と思っているので

謎の真相を
掴みたかったのである