【唐辛子団子ー7】


「あ、刑事さん。

白井さんを
起こさなくても
いいですよ。

そんなに
大量に作っても
無意味ですし…

それよりもコレ、
何で包みますか?」





目潰しの
中身を作っても、

問題の
それを包む物がなかった






「あ、それを
考えていませんでしたな」






包む物を
考えてなかった田崎は、

恥ずかしそうに答えた

田崎は白井の裾を

引っ張りながら言った。






「ホレ、
白井お前も考えんか」





またもそれを
大久保は止めた。






「あ、
ホント大丈夫ですから。

これは私達で考えましょう。

だから、
今は白井さんを
寝かせといてください」






大久保の優しい言葉に
田崎は感動した。






(まったく
白井に爪のアカでも
飲ませてやりたいよ)






そう思う田崎であった。






「それで、
何で包みます?」






(無神経と言うか
何と言うか……)

「………刑事さん?」







「……ん?
おお、スマン
少し考え事をね。

さてどうしたもんか…」






田崎は必死に
考えてみた。





どうしても、
代用品が思いつかない。







「これは
液体ではありませんので

包むには楽そうですが…」






田崎達の作った目潰しは

液体でもなければ
固体でもない。






なので、
考えつけば包む代用品も
バリエーションが
たくさんあるだろう。






だが、
この小さい家では、
その代用品さえも
数少なかった