【唐辛子団子ー6】
ゴーリゴーリゴーリ
田崎達の家から、
何かを擦るような
音が聞こえている。
「ふ~疲れたわい」
と田崎は体を伸ばした。
「あ、次は
私がやりますよ」
大久保は立ち上がり
袖を捲り上げた。
そして
田崎の代わりに座ると、
すり鉢をゆっくりと
擦り始めた。
「あとは何を入れます?」
「う~ん…
もう十分じゃないかね」
鉢の中には
唐辛子、タバスコ、
辛子、コショウが
混ざり合っていた。
酷くツンとした匂いで、
見ているだけで
鼻にきそうな程、
真っ赤な出来栄えである
「これだけの調味料でも
十分ですぞ。
しかし、
この家に
こんなにたくさん
調味料があることは
ビックリですな」
「これがホントに
雪男に効きますか?」
「いや、
効くかどうかは
分からんが、
防弾チョッキで身を
包んでいるなら、
目潰しくらい
作っておいた方が
安心だと思うね」
「そないあれば
うれいなしですね」
大久保は納得したように
擦り始めた。
部屋の奥では、
まだ白井が
気持ち良さそうに
眠っている。
田崎は
白井が眠っている
壁際の方に目をやった。
「やれやれ……」
と近付いて、
田崎は眠る白井を
揺らした。
「さっきから
寝てばかりじゃないか。
お前もこっちに来て
手伝わんか」
しかし、
白井は眠そうな顔をして
答えた。
「う~ん。あと五分~」
自分家に
いるつもりだろうか?
白井は
寝ぼけているようだ
ゴーリゴーリゴーリ
田崎達の家から、
何かを擦るような
音が聞こえている。
「ふ~疲れたわい」
と田崎は体を伸ばした。
「あ、次は
私がやりますよ」
大久保は立ち上がり
袖を捲り上げた。
そして
田崎の代わりに座ると、
すり鉢をゆっくりと
擦り始めた。
「あとは何を入れます?」
「う~ん…
もう十分じゃないかね」
鉢の中には
唐辛子、タバスコ、
辛子、コショウが
混ざり合っていた。
酷くツンとした匂いで、
見ているだけで
鼻にきそうな程、
真っ赤な出来栄えである
「これだけの調味料でも
十分ですぞ。
しかし、
この家に
こんなにたくさん
調味料があることは
ビックリですな」
「これがホントに
雪男に効きますか?」
「いや、
効くかどうかは
分からんが、
防弾チョッキで身を
包んでいるなら、
目潰しくらい
作っておいた方が
安心だと思うね」
「そないあれば
うれいなしですね」
大久保は納得したように
擦り始めた。
部屋の奥では、
まだ白井が
気持ち良さそうに
眠っている。
田崎は
白井が眠っている
壁際の方に目をやった。
「やれやれ……」
と近付いて、
田崎は眠る白井を
揺らした。
「さっきから
寝てばかりじゃないか。
お前もこっちに来て
手伝わんか」
しかし、
白井は眠そうな顔をして
答えた。
「う~ん。あと五分~」
自分家に
いるつもりだろうか?
白井は
寝ぼけているようだ



