【存在せぬものー7】
「そんなに
深く考えなくていいわよ
じゃあ
刑事さんは
犯人を撃ったことある?」
「ハハハ
簡単に撃つ機会は
ありませんよ。
ワシは
撃ったことすらないし
他の仲間も同じだよ」
「そうなの?
刑事さん達は
すぐドンパチと
撃つかと思ったわ。
ドラマの見過ぎね」
その通りである。
ドラマとは違うのだ。
「大抵は
大勢で乗り込んで
即座に逮捕してしまうよ
威嚇のために
拳銃を抜くことすらも
滅多にないからね」
「ふーん、
現実はそんなものなのね」
「むしろ
川上さんの方が多く
発砲しているのでは
ないですかな?」
川上は猟師なので、
刑事より発砲回数が
多いであろう。
「でも人間に対して
撃ったことはないわ。
獣は慣れっこだけど」
「ワシは
人も獣も撃ったこと
ないですからね、
本当は銃のない
世の中が一番だよ」
「それを言ったら
身も蓋もないわ」
と川上はクスクスと
笑った。
ようやく
川上の笑顔を見たせいか
田崎は
何となくホッとした。
「ところで刑事さん
今までに
犯人って捕まえた事ある?」
「それは
仕事上もちろんだよ」
「凄いわ。
刑事さん頼もしいのね、
安心したわ」
こんなとこにいれば、
少しでも心強い人が
いてくれた方が
安心だろう。
「と言いましても、
一人で犯人を
捕まえるような状況は
ほとんどないですよ」
「そうなの?」
「一人で踏み込むなんて
危ないことはしない
からね。
仲間と一斉に乗り込み
犯人を捕まえるんだよ」
「じゃあ刑事さん
一人で捕まえたっていう
犯人はいないの?」
「それは………」
一人いた。
それは白井のことである
「そんなに
深く考えなくていいわよ
じゃあ
刑事さんは
犯人を撃ったことある?」
「ハハハ
簡単に撃つ機会は
ありませんよ。
ワシは
撃ったことすらないし
他の仲間も同じだよ」
「そうなの?
刑事さん達は
すぐドンパチと
撃つかと思ったわ。
ドラマの見過ぎね」
その通りである。
ドラマとは違うのだ。
「大抵は
大勢で乗り込んで
即座に逮捕してしまうよ
威嚇のために
拳銃を抜くことすらも
滅多にないからね」
「ふーん、
現実はそんなものなのね」
「むしろ
川上さんの方が多く
発砲しているのでは
ないですかな?」
川上は猟師なので、
刑事より発砲回数が
多いであろう。
「でも人間に対して
撃ったことはないわ。
獣は慣れっこだけど」
「ワシは
人も獣も撃ったこと
ないですからね、
本当は銃のない
世の中が一番だよ」
「それを言ったら
身も蓋もないわ」
と川上はクスクスと
笑った。
ようやく
川上の笑顔を見たせいか
田崎は
何となくホッとした。
「ところで刑事さん
今までに
犯人って捕まえた事ある?」
「それは
仕事上もちろんだよ」
「凄いわ。
刑事さん頼もしいのね、
安心したわ」
こんなとこにいれば、
少しでも心強い人が
いてくれた方が
安心だろう。
「と言いましても、
一人で犯人を
捕まえるような状況は
ほとんどないですよ」
「そうなの?」
「一人で踏み込むなんて
危ないことはしない
からね。
仲間と一斉に乗り込み
犯人を捕まえるんだよ」
「じゃあ刑事さん
一人で捕まえたっていう
犯人はいないの?」
「それは………」
一人いた。
それは白井のことである



