【車酔いー11】
「あの失礼ですが、
もしかして
例のあの雪山でしか
起きない事件のことを
言っているのですか?」
「もちろんそうだよ!
この辺りに住む人なら
常識だ。
今日は山では吹雪だから
残念だけどその人は
生きて帰れないよ」
「そんなことは
ないですよ。
きっと戻ってきます」
「あんた
事件のことは
知っているのに、
その男の恐ろしさは
知らないようだね。
事件だけ
噂で聞いただけかい?」
「いえ、
実は私、刑事なのですよ」
と内藤は
警察手帳を見せた。
車は
パトカーではないので、
見た目では分かるまい。
「私の上司が
ワケあって村に行き、
雪で帰れなくなって
しまったので、
山を歩いて越えて
帰ってくる可能性が
あるのですよ」
だが、
そんな理由でも
男は納得していない
様子であった。
「2、3日経てば
道路も線路も通るように
なるのに、
あの山に登るなんて
正気じゃない。
そんなことは
頭のいい人なら
しないと思うね。
だからきっと
その上司さんは
山に登っていないよ」
「ですが、
私の上司は
その雪山の事件のことを
知らないはずです。
私も管轄が違うので
この事件を知ったのは
今日なのですよ。
だから、
あの雪山に登る確率は
非常に高いのです」
そう内藤が言うと、
男は雪山を眺めながら
言った。
「確かにこの山は
そう高くないし、
道もシッカリして
いるから
登りきれるとは思うが、
吹雪に出会ったら
オシマイだよ。」
「なぜ吹雪に出会えば
オシマイなのですか?
雪で道が見えなくなる
とかです?」
すると
男は少し驚いた顔をする
「あの失礼ですが、
もしかして
例のあの雪山でしか
起きない事件のことを
言っているのですか?」
「もちろんそうだよ!
この辺りに住む人なら
常識だ。
今日は山では吹雪だから
残念だけどその人は
生きて帰れないよ」
「そんなことは
ないですよ。
きっと戻ってきます」
「あんた
事件のことは
知っているのに、
その男の恐ろしさは
知らないようだね。
事件だけ
噂で聞いただけかい?」
「いえ、
実は私、刑事なのですよ」
と内藤は
警察手帳を見せた。
車は
パトカーではないので、
見た目では分かるまい。
「私の上司が
ワケあって村に行き、
雪で帰れなくなって
しまったので、
山を歩いて越えて
帰ってくる可能性が
あるのですよ」
だが、
そんな理由でも
男は納得していない
様子であった。
「2、3日経てば
道路も線路も通るように
なるのに、
あの山に登るなんて
正気じゃない。
そんなことは
頭のいい人なら
しないと思うね。
だからきっと
その上司さんは
山に登っていないよ」
「ですが、
私の上司は
その雪山の事件のことを
知らないはずです。
私も管轄が違うので
この事件を知ったのは
今日なのですよ。
だから、
あの雪山に登る確率は
非常に高いのです」
そう内藤が言うと、
男は雪山を眺めながら
言った。
「確かにこの山は
そう高くないし、
道もシッカリして
いるから
登りきれるとは思うが、
吹雪に出会ったら
オシマイだよ。」
「なぜ吹雪に出会えば
オシマイなのですか?
雪で道が見えなくなる
とかです?」
すると
男は少し驚いた顔をする



