「…あの、」



キョロキョロと辺りを見渡すも、肝心の彼の姿が見えない。



「ああ~ライト?ライトはね…少し、用事があるみたいで。少し遅れるらしいの」



「……そうなんですか」




少し…いや、かなりガッカリした。


もう会えるとワクワクしていたのに。



「ライトが帰ってくるまで、ティータイムにしましょう?」


「ええ、そうね。それがいいわ」



兄様は「用事って何だよ」ってぶつぶつ言っていたけど。


ユアリス達はリスティナとミアリヤの提案に従うことにした。