ヴェルディナ国から豪華で立派な馬車がやって来ていた。 こちらの馬車で行くことも出来たのだけれど。 ヴェルディナ国王、王妃様がどうしても、迎えはこちらからしたいと希望してきたらしいので。 それに甘えることにした。 「ユアリス、緊張してる?」 「緊張…してます」 凄く緊張するけど、わたしは彼に会えることが凄く凄く嬉しくて。 ワクワクドキドキしてた。