まるでここがお城だと錯覚するほどリアルに見える二人に私は目をあけてられなかった。 ギュッと瞼に力をいれて何も見えないように目を閉じる。 なのに頭の中には二人の姿が残っていて… 「こんなのひどいよ! 好きなのに… ――大好きなのに。」 私の想像は止まることはない。 涙が溢れて頬をつたい、噛み締めた唇からは嗚咽が漏れる。 三成が浮気なんて、 「許せないんだから―!」