「…で」

で。
『バレてないと思いまふ』

「思う…?」

『バレてないでふ』

みなさん!!
人を殺す睨みってきっとこうゆう目を言うんだよ!


「バレたりなんかしたら響様の顔が無事だなんて思うなよ」


………エス・オー・エス!
(歌ってみる)


考えただけでも涙かちょちょぎれそうです。


「おーい! 俺の存在忘れてねぇ?」

ビクッと二人で反応した後に直也は顔面に笑顔を貼り付けた。

「忘れてないっすよ! 奈緒に遊先輩に迷惑かけてないか取り調べっすよ」

『ぶぅー』

「可愛いくねぇから黙れ」

『…』

また一輪…
薔薇が咲いたのだった。


「奈緒ちゃん、鼻血止まった?」

『はい。ご心配、有り難うございます』


…ちゃんとしようとして逆に変になった。