おいらの住まいのペットショップに覗きに来た女性がいた

おいらは売れ残り猫だ
このまま売れないで行くと、その先は…
猫達の噂で知っていた


その女性は落ち込んで元気のないおいらを しばらく見て帰って行った

店も閉店に近いころ、電話がなった

「はい、ええ… 猫ちゃん待ってますよ 早く来て上げて下さい」

閉店を過ぎたのにオーナーは誰かを待っていた
間もなく、息を切らして女性が走って来た

オーナーが、おいらに向かって「良かったね 来てくれたよ」

おいら!?
本当においらを飼ってくれるの?
その女性は日中おいらをしばらく見て帰った女性でした

その女性は、おいらを抱き締めて「これから宜しくね!」と言ってくれた

おいらは、涙で目をウルウルにしながら、ありがとにゃんと叫んだ