【逞side】

嬉しくねぇのかアイツ。
なんだよ折角裕也から媛華がここに受験するからって裕也にも頼んで一緒にきてもらったのによっ。
俺もアイツがすきなんだぞ。両思いのはずじゃねぇのかよっ。
「おいっ裕也どうゆーことだよっ!!」
『お前わからねぇの?』
はぁ?俺には理解という文字が頭になかった。
『アイツはお前のことが好きなの!!っんでわかんねぇかな。』
裕也は馬鹿な俺に困っていた。
媛華はここに受験したこと悲しがってるのか?
よくわかんねぇよ。

そのとき突然媛華が俺のところにきた。
『隣。席。隣。』
漢字多すぎ。
でもまぁ。っっっっって。はぁぁぁぁ?
なんで待った待った待った。
媛華は樋口だろ?
俺は垣ノ内だ。
『か』と『ひ』はぜんぜん違うだろっ。
ってことで俺は媛華と隣になった。



・・・・・・・・俺はそのあとに知らされた。