結果・・・
私の席の場所は変わらなかった。
波留の席は窓際の一番後ろ・・・
端と端ってどうゆうことよっ!!
なにかの当て付け!?
そんなことを思っても席は変わらず…
時間だって戻らない。
「んじゃ…」
波留と視線がぶつかった時に波留はそれだけ言って窓際の席に移って行った。
波留が座っていた席を見ると波留は当たり前にいなくて・・・
それが妙に寂しくて。
涙目になっているのが自分でもわかった。
私は、机にうつ伏せになって自然に涙が乾くのを待った。
でも、涙は溜まる一方。
席が離れただけ・・・
波留と私は仲良いんだから・・・
そう言い聞かせても、涙はしだいに溢れていった。



