プイッ!と顔を背け

食堂を出た私



慌てて?

「レナちゃん、待って!」

壁下さんが追いかけて来て

ガシッ!と腕をつかみ

「さわらないで!キライ!

壁下さんなんかキライ!」



振り払う



「そうなの?それでなの?」

振り払われた手

ダランと脇にたらし


壁下さん

「だから・・だから僕に黙ってたの?」

はい?

「なんのこと?」

「ほら、レナちゃんだって僕に隠し事してる。」

「隠し事・・・してな・・いよ。」

ちょっと語尾が小さくなったのは

あのこと?それとも・・・あれかな?


「レナちゃんの口からちゃんと言って欲しいよ。

どうして僕に黙ってるの?」


やばい・・・何のこと?