「まったく・・・」
そう呟いて
そっと自分の体に巻きついた私の腕
そっと外し
私の腕を持ったまま
ちょっと腰をかがめて
私と視線を同じくした壁下さん
「壁下・・さん」
きっとキスされるんだ!
とか期待して
私
静かに目を瞑って
待った
待った
けど・・・
あれ?
と
思ったら
また
ヒョイ!
あっと言う間
「ほら、眠いんだろ。
子供は、早く寝なさい。」
ベットに降ろされてた私。。。
どうしてこうなるの?
「私、子供じゃないから!」
「何言ってんの?そんな眠そうな顔して。
目開けてるのもやっとでしょ?」
ちが~~~~~~う!
キスを待って目を瞑った私を眠くて目を閉じたって思ったわけ?
どんだけ鈍感
うんん、これって
壁下さんって天然!?
こんな人にどうすればいいのよっ!?

