「並木さんみたいならこんな風にならなかったかも知れないわね。」
私みたいなら?
ああ・・
とってもかわいくって守ってあげた~いって感じ?
「あなた自意識過剰よね?」
山田さんが私の思ったことをすぐに見抜いてバッサリ!
「まあ・・それだから上手くいくのかしらね?」
褒められてるのか何だか山田さんの言い方ちょっと引っかかる。
上手くいくならいいんじゃないですか?
・・・って思うけど
「だから、あんなことあったのに壁下さんを許せたりするのね。単純おバカ?」
これ確実に悪口言われてる・・・よね?
「だいたい、私とこうやってここでお茶飲んでしゃべってるのだって普通じゃあり得ないわよ?」
そう?・・・そうだよね?
だけど
「まあ、並木さんの周りには変な人ばかりだから普通じゃなくて丁度いいのかしらね?」
そうかも知れない・・・?
ん?
ここって怒るとこ?
「取り合えず、もう落ち着いたみたいだからとっとと仕事に戻りなさい。」
山田さんが椅子から立ち上がり
「湯飲み、片付けて帰ってね。」
二人分の湯飲みを私に押し付け
自分はさっさと商品管理部の隠れた奥のスペースから出て行ってしまい
「私の話聞くより自分の話しただけじゃないの?・・・もう」
私は
壁下さんのこと・・・これからどうしようって
さっきより確かに落ち着いたけど
ついたてのとこから顔を出し
商品管理部のフロアーを見渡す

