「梨衣子…! 今日はカラオケで歌いあかそう!」 「ごめん!アキ、今日、先生と映画行くんだ…」 「先生ってあの家庭教師の?」 アキはガッカリした顔になった。 「うん」 「彼女いるんでしょ〜」 「うん…」 「その家庭教師の先生も彼女いるのに15歳の女の子もてあそぶなんて最低ね!」 アキは怒った口調で言った。 「先生は、そんな人じゃぁないもん」 アタシはほっぺを膨らました。 「じゃぁね〜」 アキに手をヒラヒラさせて教室を出る。