【最期の日々ー3】
ピピピピピ!!!
突然けたたましく
ナースコールの着信が
鳴り響いた。
「210号室……
この部屋は…」
重病患者の部屋。
つまり朋樹の部屋だと
言うことは
すぐに分かった。
急いで部屋に行くと、
すでに意識が朦朧と
している朋樹が、
ベッドの上でグッタリ
している。
「芦田さん!!」
事の重大さに気付いた
看護婦は
直ぐに先生を呼んだ。
しかし、
医者が駆けつける
その時には
すでに朋樹の意識は
完全になくなっていた。
「体温……!!
脈も計るんだ!!
キミ!両親に電話して!」
数名のスタッフが
それぞれの
仕事をこなす為
テキパキと動く。
突如、
部屋は慌ただしい空気に
包まれた。
「非常にマズいな…
熱が下がらない!」
熱が下がらない……か…
意識がないのに、
何故か言葉がハッキリ
聞こえる。
まるで
死の境地に
立たされたみたいな
感覚だ。
いや、
それが正しい。
まさに今、
生きるか死ぬかの
瀬戸際だ。
「しっかりしろ!」
声だけは、
しっかり聞こえてるよ…
でも、
体がもう動かないみたい
俺…
これで最期かな…?
ピピピピピ!!!
突然けたたましく
ナースコールの着信が
鳴り響いた。
「210号室……
この部屋は…」
重病患者の部屋。
つまり朋樹の部屋だと
言うことは
すぐに分かった。
急いで部屋に行くと、
すでに意識が朦朧と
している朋樹が、
ベッドの上でグッタリ
している。
「芦田さん!!」
事の重大さに気付いた
看護婦は
直ぐに先生を呼んだ。
しかし、
医者が駆けつける
その時には
すでに朋樹の意識は
完全になくなっていた。
「体温……!!
脈も計るんだ!!
キミ!両親に電話して!」
数名のスタッフが
それぞれの
仕事をこなす為
テキパキと動く。
突如、
部屋は慌ただしい空気に
包まれた。
「非常にマズいな…
熱が下がらない!」
熱が下がらない……か…
意識がないのに、
何故か言葉がハッキリ
聞こえる。
まるで
死の境地に
立たされたみたいな
感覚だ。
いや、
それが正しい。
まさに今、
生きるか死ぬかの
瀬戸際だ。
「しっかりしろ!」
声だけは、
しっかり聞こえてるよ…
でも、
体がもう動かないみたい
俺…
これで最期かな…?



