【アナタを想う為にー14】
ふと机に目をやり
幸せそうに写る2人の
写真…
朋樹はそれを手に取ると
丸めてゴミ箱に
放り投げた。
他にも、
千里から貰った手紙。
2人の記念で買った
イニシャルの
キーホルダー。
何枚も撮った
たくさんのプリクラ。
全てゴミ箱に投げ入れた
もし、
自分が死んで
親にこれらを見られた
場合、
何らかの方法で
連絡を取られない
ようにしない為に…
もう2人は赤の他人と
思わせる為に…
その為に、
2人の思い出と言うもの
全てを、
この手で処分した。
悲しみに包まれながら
一つ一つ処分していく。
本当は捨てたくないのに
自分が死ぬ最後まで、
千里の思い出を
握り締めていたかった
のに…
溢れる涙で捨てつつ、
とうとう千里との
思い出は、
頭の中ただ一つだけに
なってしまった
ふと机に目をやり
幸せそうに写る2人の
写真…
朋樹はそれを手に取ると
丸めてゴミ箱に
放り投げた。
他にも、
千里から貰った手紙。
2人の記念で買った
イニシャルの
キーホルダー。
何枚も撮った
たくさんのプリクラ。
全てゴミ箱に投げ入れた
もし、
自分が死んで
親にこれらを見られた
場合、
何らかの方法で
連絡を取られない
ようにしない為に…
もう2人は赤の他人と
思わせる為に…
その為に、
2人の思い出と言うもの
全てを、
この手で処分した。
悲しみに包まれながら
一つ一つ処分していく。
本当は捨てたくないのに
自分が死ぬ最後まで、
千里の思い出を
握り締めていたかった
のに…
溢れる涙で捨てつつ、
とうとう千里との
思い出は、
頭の中ただ一つだけに
なってしまった



