【アナタを想う為にー5】


次の日…








何かを用意をした
朋樹は、
夕暮れ時
千里のアパートの
前にいた。






喉がカラカラ…







昨日から水分は取って
いない。



水を飲んでは
いけないのだ。







スウっと息を吸い
覚悟を決めると、
千里のアパートの
チャイムを鳴らす。






ピンポーン







すぐに
バタバタと奥から
音が聞こえ、
勢いよくドアは開かれた







「朋~樹!
いらっしゃい!」







「おう」








少しムスっとした顔で
朋樹は答えた。







「…?
どうしたの?」







すぐ
様子がおかしいことが
分かった千里は、

朋樹に質問を投げた。







「ハア…別に…
上がるぞ」







自分勝手に
ドスドスと部屋に上がる
朋樹。







一体、何なのだろう?