【アナタを想う為にー3】
数時間後、
ようやく落ち着いた
頃には
外はもう夕方。
真っ赤に差す太陽の光が
朋樹の部屋をうっすらと
包む。
頭がフラフラする…
泣き過ぎたせい?
病気のせい?
どちらでもいい…
もうどちらでも…
そんなことより、
考えなければならない
ことがある。
「千里…」
大好きな千里に
どう伝えるか…
きっと死ぬことを
告げれば、
号泣した朋樹以上に
涙を流すであろう。
逆の立場なら、
それがよく分かる。
自分が
死を宣告されるより。
千里に
死を宣告された方が
嫌だ。
どれだけ悲しみの底に
落とされるか…
考えたくもない。
机に目をやる…
千里と仲良く写る写真…
その、
あたり前の幸せが
今となっては羨ましく
感じる。
自分が死んだら
もう会えない……
二度と千里に会えない…
再び、
朋樹の頬に
涙がこぼれ落ちた
数時間後、
ようやく落ち着いた
頃には
外はもう夕方。
真っ赤に差す太陽の光が
朋樹の部屋をうっすらと
包む。
頭がフラフラする…
泣き過ぎたせい?
病気のせい?
どちらでもいい…
もうどちらでも…
そんなことより、
考えなければならない
ことがある。
「千里…」
大好きな千里に
どう伝えるか…
きっと死ぬことを
告げれば、
号泣した朋樹以上に
涙を流すであろう。
逆の立場なら、
それがよく分かる。
自分が
死を宣告されるより。
千里に
死を宣告された方が
嫌だ。
どれだけ悲しみの底に
落とされるか…
考えたくもない。
机に目をやる…
千里と仲良く写る写真…
その、
あたり前の幸せが
今となっては羨ましく
感じる。
自分が死んだら
もう会えない……
二度と千里に会えない…
再び、
朋樹の頬に
涙がこぼれ落ちた



