【いつか終わる夢ー16】


「俺かよ!!
確かに、
もう社会人なんて違和感
あるけど、
みんなそうやって
大人になってくだろ」







「カッコいい~~
芦田君★
そうだよな大事な大事な
チサちゃんの為に
働くんでちゅもんね~」








また
彼女ネタでからかって…





とゆうか
何故赤ちゃん言葉?






まあ
いつものことなので、
放っておこう。







「さて…
そろそろ帰るかな。
芦田も帰んなよ。
チサちゃんのアパ…」






「はいはい
分かった分かった」





カズアキが
「チサちゃんの
アパートに」
と言い終える前に、

朋樹は
電車に悪友を押し乗せた







「あっはっは。
じゃあな芦田!」







「おう!
カズアキも気をつけて
帰れよ。
また遊び行こうな!」







今度はチサちゃんも…
と言われる前に
朋樹は電車を離れ、
手を振った。








ちょうどよく
自動ドアが閉まり、
そのままカズアキは
ピースをしながら電車に
運ばれ、

遠くに姿を消したの
だった。






ホームに1人残された
朋樹。







久々にカズアキと遊べて
今日1日楽しかった。







「さて、俺も7時の
電車で帰るかな」







そう言い、
階段に足をかけた瞬間…








ドックン……