【いつか終わる夢ー5】
ポロ…
あまりにも
優しい朋樹の気持ちに
千里は涙をこぼした。
「うう…
ありがと……朋樹…」
その気持ちを察したのか
朋樹は千里の隣に座り
軽く頭を撫でた。
「朋樹……」
見つめる千里に
朋樹はゆっくり顔を
近付けた。
そして、
二人はそのままキスを
したのだった。
「私の風邪
うつっちゃうよ…」
「大丈夫だよ。
むしろ俺にうつしちまえ」
朋樹はニコっと笑うと
再び器に手をかけた。
「ホラ、
食わせてあげる」
スプーンでお粥を
すくい、
口元まで運んだものを
千里はパクっと食べた。
そうして、
お粥を全部食べさせて
もらい、
千里はベットに
寝かしつけられた。
「安心しなよ、
明日も休みだから
今日泊まって行くよ」
朋樹はそのまま布団に
入り、
千里の手を握った。
とても暖かい……
今夜はゆっくり
眠れそうである。
「ありがと朋樹。
私、ホント幸せだよ」
そう言われ、
朋樹も嬉しかった。
千里が風邪ひいて
不謹慎だけど、
なんて幸せなんだと
朋樹は思っていた。
強く握る朋樹の手。
この幸せは永遠だと
思っていた。
溢れる気持ちを胸に
2人は静かに眠りに
ついた…
だけど、
幸せの夢は今日で最後…
次の日、
「闇」は本格的に牙を
むくのだった
ポロ…
あまりにも
優しい朋樹の気持ちに
千里は涙をこぼした。
「うう…
ありがと……朋樹…」
その気持ちを察したのか
朋樹は千里の隣に座り
軽く頭を撫でた。
「朋樹……」
見つめる千里に
朋樹はゆっくり顔を
近付けた。
そして、
二人はそのままキスを
したのだった。
「私の風邪
うつっちゃうよ…」
「大丈夫だよ。
むしろ俺にうつしちまえ」
朋樹はニコっと笑うと
再び器に手をかけた。
「ホラ、
食わせてあげる」
スプーンでお粥を
すくい、
口元まで運んだものを
千里はパクっと食べた。
そうして、
お粥を全部食べさせて
もらい、
千里はベットに
寝かしつけられた。
「安心しなよ、
明日も休みだから
今日泊まって行くよ」
朋樹はそのまま布団に
入り、
千里の手を握った。
とても暖かい……
今夜はゆっくり
眠れそうである。
「ありがと朋樹。
私、ホント幸せだよ」
そう言われ、
朋樹も嬉しかった。
千里が風邪ひいて
不謹慎だけど、
なんて幸せなんだと
朋樹は思っていた。
強く握る朋樹の手。
この幸せは永遠だと
思っていた。
溢れる気持ちを胸に
2人は静かに眠りに
ついた…
だけど、
幸せの夢は今日で最後…
次の日、
「闇」は本格的に牙を
むくのだった



