【いつか終わる夢ー3】


「………朋樹?」








パチ…









そう言った瞬間、
部屋の電気が点けられ
千里の目に眩しい光が
射した。








「う……眩し…」








そう言いつつも、
立っている人を見つめて
みた。









間違いなく朋樹である。










「千里大丈夫か?
今、栄養つくもん
食べさせてやるからな」









そう言われ、
朋樹の手元を見ると
器にお粥が盛られていた










「…作ってくれたの?」








「うん。
千里、電話では、
かなり具合悪そう
だったし、
心配だったからさ」








1人暮らしの千里に
してみれば嬉しいものだ




あまりにも寂しくて
死んでしまうかと
思ってたくらいだ。







それに、
朋樹なら部屋の合い鍵も
持っているので、
ここに居るのも納得だ