教室に入ると奈留ちゃんがもう来ていた。


「実紅ちゃん!おはよ!」


「おはよ!」




するとドアから男の子二人組の声が聞こえた。


…あ、

「お!?実紅ちゃんじゃん?!」



修夜君と洸太君だ。


朝からテンション高いな…。


すると修夜君と洸太君は二人でなんか話し始めた。



……ん?なんか怪しいぞ?


内緒話かな…。



「島田さぁ…ちょっと来てくんねぇ…?」



奈留ちゃんが洸太君に呼び出された。


なんだろ…?



「島田借りていい?」



洸太君なら平気か…



「…いいよ?」


「じゃ、借りるわ」



そう言って奈留ちゃんの腕を引っ張って教室から出て行った。










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