「ふーん」



って舜もあたしを見るなー!!


ってかボッキュンボンッなんかじゃ全然ないよ!!





「―…凛、お前は彼氏の舜よりも実紅ちゃんの裸を先に見たのか…」



舜のお兄さんの龍さんもゲームを一端中止してから

凛ちゃんのほうを向いた。





「舜兄より先に
見ちゃいけなかった?」


「…うん、いけなかった」


「なんで?」


「それは色々と事情があるんだ」




凛ちゃんは

頭の上に"?"マークをたくさん浮かべていた。



そりゃ二年生で
分かったら、怖いよね―…。


凛ちゃんが
普通の子でよかった…。




「エッチなことをするからだよ」



ふと独り言のように
聞こえた准くんの声。


でも、運悪くその時は何故かシーンとしていたため――…








「そうなの?!」


案の定―――……




凛ちゃんにも、
はっきり聞こえていた…。












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