片山は相当落ち込んでいるのか 肩がガックリと落ちている。 あれは相当落ち込んでんな…。 顔は下を向いたままだし、 体からは…いや、 全身からは "ブラックオーラ"が見えた。 「片山…ヤベエよ」 近くの男子が口にした その時だった――… ドカッ 片山は教卓の近くの椅子を思い切り蹴った。 イライラしてんのか? 「今、あんた何て言った…?ヤバい…?誰がだよ……」 「お…お前だろ?」 近くの男子は 片山の返事にビクビクしながら質問した。 .