「わからなくて当然よね?あれには犯人なんて居ないわ。あれは悪いことをした罰なのよ。」 「罰…………?」 「そう、罰。私はその罰を与える者、呪い屋なの。ホントは二科 葵という名ではない、本名はシファよ。」 葉月は馬鹿馬鹿しいという顔をしてため息をついた。 「よくわかんないけどさ……何であたしに言うわけ?みんなの嫌がらせなんじゃないの?」