百合の頭の中には複雑な気持ちでいっぱいだった。 もし…………葉月が居なければ……、 尚輝はまだ死んでなかった…………? 私たち、ふたりはずっと一緒だった? 葉月が憎い…………………。 でも嫌いじゃないよ…………? だって、だって、だって 親友だもん―――――――…………。