昨日、出しきった涙が再び、溢れた。 「尚輝……………??」 呼んでも返事は………無い。 遺影の尚輝は笑ってて、楽しそう。 だけど本物の尚輝は、身体が冷たい。 「尚輝………………。 な……………おき。 な…………………おき。 死んじゃやだよ………。 返事してよ…………、 ねぇったら……!!!」 百合はその場に崩れ落ちた。