葉月の身体はボロボロだ。 意識も朦朧とする。 霞む目…………。 もうダメかもしれない………………。 葉月がそう思った時、葉月の目にハッキリと映った。 あれは…………ゴールだ。 橋の向こうにゴールが立っている。 もう少し我慢すれば、生きていける? 葉月は自分にそう言い聞かせて痛みに、苦しみに耐えた。