気が付くと、葉月は立ったまま、金縛りをかけられていた。 そこはまるで、双六のようだった。 広くて……まるで自分が駒であるかのようだ。 「何…………ここ、」 すると目の前にルーラとロストンが現れた。 「この双六があなたの生死に関わるゲームよ。」 「え……?あたし、このゲームに勝てば助かるかもしれないの?」 ルーラが頷く。