「黙っとけ//。次、水城だろ。」



真弥が言う








私がシメか〜…。




うー。

何話せばいいかな?







とりあえず


私が思ったコトを率直に







『私は……。
みんなに言いたいことがある。』




「言いたいこと、って何?」


尋ねてきたのは那智








『まずは私の過去を話す。真弥にはもう話したけど……。』






真弥に話したのと、同じことを


みんなに話した









『私は自分を責めてた。私が弱いからだ――、と。


でも健は「責めなくて良い」、
真弥は「お前は強い」と言ってくれた。』






そして





『みんなは
初対面の私に「仲間」だと言ってくれた。』









あの罪から



十字架から








逃れてはいけない





他人に頼ってはいけない









そう自分を縛り付けてた私に






手を差し伸べてくれたのは


まぎれもない、あなた達