「んー……。じゃあオーダーお願い」
おっ!
あきらめたか?
『じゃあこちらのメニューからお選び下さい』
「キミを持ち帰りで」
『………は?』
―――グイッ!
訳の分からんことを言って私の腕を引っ張るナンパ男
『ちょっ……離せよ!』
「ヤダ〜♪てゆーかキミ、女の子でしょう?」
な、なんでバレた?
「だってキミ、街で見かけたことあるし」
あ……
私、買い物に行く時は今みたいな茶髪のカツラをかぶってたんだ…
族関係のヤツらに買い物邪魔されたくなかったから
それでバレたのか
私の腕を掴んでいるナンパ男の手を取ろうとするが取れない
クソッ!
やっぱり男の力には勝てねえよ
喧嘩ではパワーがない分、スピードでカバーしてたから
店の外に引っ張り出された
「さぁ、行こっか?」
キモ……
誰か………助けて…
「おい…。何してる」
この声………
後ろを振り向く
『し……んや…』



