紫陽花


13:50が過ぎ
これはさすがに何かあったのではないかと思った。

しかし、
電話する勇気が何故かなかった。

おれはひたすら彼女から連絡が来るのを待ち続けた。

気がつけば、
時計の針は14:20を指していた。

おれは忘れ去られてしまったのだろうか、
そう思っていた矢先、
メールが届いた。