「チェシャ…猫? え、猫? どういう…」 オドオドする私を 横目にクスリと笑う あらカッコイい。 「届いていただろう? “ 猫 ”が 迎えにいくって。」 あ。 猫ってそういうことか。 「それと……」 ニヤリと笑い シルクハットを取る。 「えっっ!!??」 頭から生えているのは 2つの紫の猫耳。 そして 吸い込まれそうな程 綺麗な暗紫色の瞳 「あ……。」 「お迎えに 参りました。 俺たちのアリス。」