…………。 暫しの沈黙。 ああ、絶対怒ってるよコイツ。 『チェシャ… 僕はこうみえて優しくないんだ。 君なら分かるよね? もう一度だけ聞くよ。 アリスを 誰から 助けてほしいって??』 嫌な汗が背中を伝う。 「……シロウサギ。」 はあーーー、と大袈裟に 溜め息をつかれる。 『チェシャ… 君の役、 《 アリス を守る 》役 僕に返して。 そうしたら、アリスを助けてきてあげる。』 笑顔で、しかし真剣な物言いで淡々と告げる白兎の目は怒りに満ち溢れていた。