シロウサギさんが共感する部分…?? 気になる、が聞くな、と体に戦慄が走る。 聞いては、いけない。 なのに 言葉は溢れだす。 「なに、…?」 シロウサギさんは、待っていたかのように艶妖の笑みを零す。 『憎しみ、ですよ。』 憎しみ。 人間なら誰もが抱く感情の一つ。 『愛しい相手を酷く愛しすぎてしまったがために殺してしまった。 それはもはや憎しみと同じ。 愛しさは憎しみに、 憎しみは愛しさに。 愛しさと憎しみは常に隣り合わせ。 人はそれを 【 憎 愛 】と 呼ぶのでしょう??』