─ Alice ?─





『僕らのアリス。勘違いしないでおくれ。アリスの代わりなんて山ほどいるんだよ。決して君だけが特別なわけじゃない。』




【何か】は淡々と告げた。



ありすが泣きながらうずくまっていても慰めることなどせずに。


チェシャ猫もただありすを見つめるだけだった。




「な、んで…ありすはアリスだもんっ!この国の…不思議の国のアリスだもんっ!!!」


【何か】を地面に叩き付け、怒り狂ったようにチェシャ猫を叩き続けた。


「どうしてちぇしゃも何も言わないの!?なんでありすのこと助けてくれないの?ちぇしゃはありすのこと嫌いなの?ねえ!!答えてよちぇしゃ!!!ありすのこと好きだよね!?」

















「俺はありすを好きなんかじゃない。」