「さぁ、あんたみたいな金持ち息子がわざわざここに転校してくるわけ?」



「……………ッ。」

「早く言え!パーティー行かなきゃいけないんだけど!」



「あんたを……………嫁にするため──────。」



「はぃ?」


「母さんや父さんらはいつもお見合いをさせるんだ………だけどいつもブスばっかでもういやになった…………」


「ブスって……………ι」


「俺は自分で決めるって言った。かわいくて令嬢を探した。そしたら白雪財閥の令嬢白雪姫がいた。」




「だから…………?私を嫁にするために?」



「そぅ。転校してきたのはいいが何故か嫌われていた。」


「だって!あんたみたいなチャラいやつ苦手だもん!!」




「もう。それは卒業した!だから……………」


「ごめん。私はまだ結婚する気ないし、あんたと付き合う気もない………」



「私は、笑われるかも知れないけど。私だけの王子様を見つけるの!」



「だから!あんたはあんたの素敵な姫さまを見つけなよ?」